Wi-Fi Alliance®とWireless Gigabit Allianceの

2013年3月5日

統合が最終合意に達したことを発表

Wi-Fi Alliance® とWireless Gigabit (WiGig®) Alliance は本日、WiGig テクノロジーとその認定プログラムの策定作業をWi-Fi Allianceと統合することについて、最終合意に達したことを発表しました。今回の合意により、2012年12月に両団体が発表した覚書(MOU: Memorandum of Understanding)に始まる一連のプロセスが終了し、2年間にわたる両団体の取り組みが結実しました。

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「今回最終合意に達したことは、Wi-Fi Allianceのメンバーならびに業界全体を通じて重要かつ意義深いことだと考えています。60GHz 帯における取り組みを1つの組織に集中することで、WiGig テクノロジーがなければ生まれ得なかったシナジー効果、技術、スタッフを得たと言えます。」

WiGig Alliance が着手を始めていたWiGig 性能の拡張については、そのままWi-Fi Alliance に引き継がれ、高解像度のWiGig 接続のディスプレイから周辺機器への接続性、I/Oケーブルの代替機能まで、幅広いアプリケーション ニーズに応えます。

これらの作業がWi-Fi Allianceで統一されることにより、WiGigテクノロジーに基づいて、両者が調和して実現したコネクティビティとアプリケーション層のソリューションを提供できるようになります。両団体の統合が発表された直後に、両団体のメンバーによって3回目となる相互接続性テスト イベントが実施されました。このようなテストイベントは本年1年を通じて継続的に実施され、2014年初頭に基本的な相互接続性認定プログラムが実施される予定です。

WiGig テクノロジーはこれまで以上にユーザーのニーズに応え、従来のWi-Fi® 利用環境を基盤に広がるWiGig ソリューションを利用しながら、シームレスなワイヤレス接続をユーザーに提供していきます。現在、WiGig仕様をベースにした初期の60GHz帯製品が市場に出回り始めているところです。ITリサーチ大手ABI Research社は、Wi-Fi およびWiGigの両方のテクノロジーを実装したデバイスの年間出荷実績は2016年までに18億台に上ると予測しています。

Wi-Fi Allianceについて

www.wi-fi.org

Wi-Fi Allianceはグローバルな非営利業界団体で、シームレスなコネクティビティに特化したサービスを提供する企業が参加する組織です。Wi-Fi Allianceは、技術開発やマーケットの掘り起こし、規制プログラムなど様々な側面から、Wi-Fiを全世界で広く普及させてきました。2000年3月に初めて導入されたWi-Fi Alliance認定プログラムは、製品の相互運用性と品質を広く明示しており、かつWi-Fiが利用可能な製品に最高のユーザーエクスペリエンスを保証しています。すでに14,000種類以上の製品がWi-Fi CERTIFIED™の認定を受け、新規市場、既存市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの普及と拡大に大きく貢献しています。Wi-Fi®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、Wi-Fi CERTIFIED ロゴ、Wi-Fi ロゴ、Wi-Fi ZONE ロゴ、Wi-Fi Protected Setup ロゴ はWi-Fi Allianceの登録商標です。Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi Direct™、Wi-Fi Protected Setup™、 Wi-Fi Multimedia™、WPA2™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™、Passpoint™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、 Miracast™、Wi-Fi ZONE™、Wi-Fi AllianceロゴはWi-Fi Allianceの商標です。WiGig®はWiGig Allianceの登録商標です。

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エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

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