マルチ アクセス ポイントWi-Fiネットワークの品質を向上
米国テキサス州オースチン発 - 2020年2月18日 - Wi-Fi Alliance®は、Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh™ に新機能を追加したことを発表しました。これらの新機能によって、複数のアクセス ポイント(AP)を有するWi-Fi®ネットワーク環境におけるユーザー体験が、これまで以上に向上します。Wi-Fi EasyMesh™は、標準ベースのアプローチによって、自己適応性に優れた使いやすいWi-Fi環境と柔軟なデザイン、簡素なセットアップ、強化したネットワーク インテリジェンスのすべてを統合して提供します。最小限の操作で各種リソースをインテリジェントに管理しながら完全なネットワーク カバレッジを提供するWi-Fi EasyMeshは、一般消費者とサービス プロバイダーの両方にメリットをもたらします。
Wi-Fi EasyMeshの新機能は次のとおりです。
- データ トラフィックの分離 - 一般住宅のWi-Fi環境とゲストWi-Fi環境を安全に分離しながら同じインターネット アクセスを提供します。
- Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband™によるクライアント ステアリングの強化 - ユーザーがアクセス ポイント間を移動した際のローミング体験が向上します。
- 利用可能なチャネルの調整 - 利用可能なDFS(Dynamic Frequency Selection)チャネルを最大限有効活用することで、ネットワークの中断を最小化します。
- Wi-Fi CERTIFIED Data Elements™の診断サポート - ネットワーク アナリティクスおよびWi-Fi Data Elements™から収集したKPI(キーパフォーマンス指標)を提供することで、サービス プロバイダーのデバイス管理能力を強化します。
Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Wi-Fi Allianceの認定プログラムは、常にテクノロジー ポートフォリオが市場のニーズへ応えていくことができるように常に進化しつづけています。Wi-Fi EasyMeshをはじめとするプログラムはホームWi-Fiのスマート化を促進し、Wi-Fi CERTIFIEDによってWi-Fiネットワークは幅広いブランドからのデバイスの選択肢を大きく広げ、相互間の接続と運用を実現することが可能になります」
いったん接続環境が確立した後はネットワークが自動的に自己監視を行うことで最適なパフォーマンスを確保します。またWi-Fi Agile Multiband™ の仕組みを活用することで、Wi-Fi EasyMeshはユーザーが使用しているデバイスに最適なサービスを提供できるアクセス ポイントへの接続をガイドします。一貫した利用環境を提供するために、Wi-Fi EasyMeshネットワークは接続環境の変化に応じてネットワークの構造を自動的に調整する能力も備えています。さまざまなブランドからの相互接続可能なWi-Fi CERTIFIED™ 製品の幅広い選択肢をユーザーに提供するWi-Fi EasyMesh は、卓越したデバイスの柔軟性を提供します。
Wi-Fi Alliance®について
www.wi-fi.org
Wi-Fi Alliance® (ワイファイ アライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。 このコラボレーション フォーラムを構成しているWi-Fiエコシステムの企業は、あらゆる場所ですべての人とモノをつなぎながら、可能な限り最高のユーザー エクスペリエンスを提供するというビジョンを共有しています。 2000年以来、Wi-Fi Allianceが認定した製品は50,000を超えています。 Wi-Fi CERTIFIED™ は実証済の相互接続性、バックワードの互換性、最高の業界標準のセキュリティ保護を実装した製品の証として広く認められています。今日、Wi-Fiは広がり続ける多種多様なアプリケーション環境でやり取りされている膨大なインターネット トラフィックの半分以上をサポートしています。 これからもWi-Fi Allianceは、世界数十億のユーザーが日々活用しているWi-Fiの普及と進化発展に不断の姿勢で取り組んでいきます。
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