Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™ - サービスプロバイダネットワークに高い価値をもたらすと共に、未来に向けた戦略的メリットを提供

最新の調査からユーザーニーズの高まりとビジネスチャンスの広がりが明らかに

米国テキサス州オースチン発- 2013924日- スマートフォンおよびタブレットが引き続き爆発的に普及している中、モバイル環境のユーザーへ継続的なモバイル環境を提供する上で、通信事業者が展開しているWi-Fi®ネットワークの役割はますます高まっています。Wi-Fi®のグローバルコラボレーションフォーラムであるWi-Fi Alliance® の依頼により先頃欧州で実施された調査の結果、シームレスな認証、他のデバイスのオンサイトエンロールメント、Wi-Fi ローミングなどの先進機能は、通信事業者がビジネスバリューを高める上で絶好のビジネスチャンスとなることが明らかになりました。

フランス、ドイツ、スウェーデン、英国においてスマートフォンとタブレットの両方を所有している2,000人以上の消費者を対象に実施されたこの調査から、パブリックWi-Fiネットワークでよりシームレスな接続を求めるユーザーのニーズが浮き彫りにされました。この調査ではWi-Fi CERTIFIED Passpoint 機器が実現するシームレスなユーザーエクスペリエンスの例が示され、次のことが明らかになりました。

• 84%が、ホットスポットでのシームレスな発見と認証に関心を持っていると回答

• 74%が、これらの先進機能を利用するためであれば現在のサービスプロバイダを変更すると回答

• 91%が、これらの先進機能を提供するのであれば、現在のサービスプロバイダを変更しないだろうと回答

 

Wi-Fi Alliance のプレジデント兼CEO、エドガー・フィゲロア(Edgar Figueroa)は次のように述べています。「Passpoint 機器はすでに通信事業者へ高い価値を提供していますが、Wi-Fi が固定回線およびモバイルサービスプロバイダのビジネス戦略の中心になることで、その価値はいっそう高まっていくでしょう。私たちWi-Fi Alliance はPasspoint をさらに拡充し、未来に向けた通信事業者のビジネスゴール実現を支援する、より高度な機能を提供していきます。」

Wi-Fiが通信事業者にもたらすビジネスチャンスはスマートフォンを大きく超え、現在一般家庭やパブリックWi-Fiネットワークでのタブレット利用は、スマートフォンの利用率に迫る勢いで増加しています。今回の調査では、今日ユーザーの3分の1以上がパブリックWi-Fiネットワークでタブレットを利用し、57%が3年以内にホットスポットのネットワークでタブレットを利用したいと回答しています。2014年に予定されているPasspointの最新リリースでは非SIMデバイスのエンロールメントをサポートする機能を提供し、タブレットをはじめとする幅広いデバイスのサブスクリプションが可能になると共に、新しいユーザーのエンロールメントが可能になります。

現在世界中で多くのサービスプロバイダがシームレスなWi-Fi ローミングを試行していますが、これもサービスプロバイダにとって大きなチャンスの1つです。今回の調査では回答者の92%が旅行中にタブレットまたはスマートフォンを利用し、契約しているサービスプロバイダのコントロール範囲の内外を通じてセルラーネットワークとWi-Fiネットワークの両方を使っています。現在利用しているサービスプロバイダがWi-Fiローミングサービスを提供するなら今より高い料金を支払っても良いと答えた回答者は58%に上り、「旅行先でも契約しているサービスプロバイダのサービスを利用したい」と答えた回答者は80%に上りました。

Informa Telecoms & Media社の主席アナリスト、マイク・ロバート(Mike Roberts)氏は次のように述べています。「業界が提供する様々な革新技術を背景に、先進のWi-Fi技術がサービスプロバイダに高いビジネスバリューをもたらすことは明らかです。Passpoint認定機器およびプロバイダ間のWi-Fiローミングによって、固定回線と移動体通信のプロバイダ各社は新たにWi-Fiのみ利用するユーザーを取り込むことができると共に、既存のユーザーの財布シェアを高め、ユーザーの期待を上回るローミングエクスペリエンスを提供することが可能になります。」

これまでにWi-Fi Alliance は、多くのPasspointネットワーク機器ならびに様々なベンダーからの幅広いスマートフォンとタブレットを含め、およそ75のクライアントデバイスを認定しています。Passpoint対応ネットワークの最新事例からも、シームレスなユーザーエクスペリエンスおよび統合ローミングアプローチの商業化(コマーシャリゼーション)のサポートが着実に進んでいることが分かります。

通信事業者Wi-Fi ネットワークに関する革新技術およびビジネスケースの詳細は、新しいホワイトペーパー『Carrier Wi-Fi®: A futureproof approach to expanded public Wi-Fi』を参照してください(https://www.wi-fi.org/knowledge-center/white-papers/carrier-wi-fi-future-proof-approach-expanded-wi-fi-public-access-2013でダウンロード可能)。

Wi-Fi Alliance®についてwww.wi-fi.org Wi-Fi Alliance(ワイファイアライアンス)は、シームレスなコネクティビティ(接続性)の実現を目的とした、業界大手数百社の企業で構成された世界的な非営利団体です。様々な技術開発、市場構築および規制プログラムを通じ、これまでにWi-Fi Allianceは全世界を通じたWi-Fi® テクノロジの普及を実現してきました。32000年3月から施行されているWi-Fi CERTIFIED™プログラムは、幅広く認められている相互接続性と品質の印として、Wi-Fi対応製品がユーザーへ最高の環境を確実に提供するための支援を提供します。Wi-Fi Allianceが認定した製品は15,000を超え、すでに確立されている市場と新しい市場の両方において、Wi-Fi製品とサービスの一歩進んだ利用を促進しています。

Wi-Fi®、Wi-Fi Alliance®、WMM®、Wi-Fi Protected Access® (WPA)、WiGig®、Wi-Fi Direct®、Wi-Fi CERTIFIED ロゴ、Wi-Fi ロゴ、Wi-Fi ZONEロゴ、Wi-Fi Protected Setup ロゴはWi-Fi Allianceの登録商標です

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Twitter: @wifialliance

Wi-Fi Alliance YouTube Channel: www.youtube.com/wifialliance

<本件に関するお問い合わせ先>

Wi-Fi Alliance広報代理

エデルマン・ジャパン株式会社 担当:浅見 晃子/中田 清光

TEL: 03-6858-7711 FAX: 03-6858-7712

akiko.asami@edelman.com

調査手法について

今回の調査はフランス、ドイツ、スウェーデン、英国において複数のモバイルデバイスを所有している18歳以上の消費者2,000人以上を対象に、2013820日~30日の期間でEdelman Berland 社によって実施されました。